カフェでのカップルの会話①

高円寺のおしゃれなカフェでぼーっとオムライスを食べてて、「東高円寺から綱島までどれくらいで着くんだろ…え、意外に近い!40分くらいか!」とかプチ発見をしてうきうきしてたりもしたけど、おしゃれなカフェなので、カップルもいるわけ。一人で僕は土曜日の昼にこんなことで喜んで、本当の喜ぶべきことは他にあるんじゃ?とか思いながら、カップルに耳を向けるとイライラしてきた。

男(30歳くらい):「高校の友達とは、考え方の違いで全然会ってないんだよね。役者やってたり、不動産やってたり、バンドしてたり」

もうね、この言葉を、ロックミュージシャンのような口調で話すから、更にイラついてきて、しかも、土曜日の昼にスーツで女の人、こちらも30歳くらいで、女の人とおしゃれなカフェで陽気にランチしてて、仕事してるのか、してないのか、はっきりしろや、と思った。

で、高校の時の友達とは、考え方の違いがなくたって、そんなに滅多に会わないだろ、30歳くらいでまだ高校の時の友達とたくさん遊んでたら、それはそれで、もっと世界ひろげろよ、とか思うけど、僕は高校の時の友達と全然会っていなければ、世界も拡がってないわけで、何も言えない、となるけど、何か、その男の言い方に、イライラしてしまった。見栄なのか、何なのか。そういう鼻が高いような話し方をするのは、なんなんだろう。いや、僕もどこかでそんな感じで話してて、誰かにイライラされて、その事をブログに書かれたり、そんなことがあったかもしれないと考えたら、もう誰とも話したくなくなってきた。


男(30歳くらい):「お前さ、子ども好き?」

他のテーブルの、よちよち歩きくらいの子どもがふらふらと立ち上がって歩き始め、周りをキョロキョロしている様子をみて、女の人に質問した。

「あんま」

とか答えて欲しかったけど、女の人は「すごく好き!」と言いながら、子どもに手を振った。いやーなんだろ、この見え方気にしてる感じのやりとり…とか一人で思って、よちよち歩きの子どもも何かツールみたいになってて、お金渡せよって思いながら、僕も子どもと目が合って、にっこりして、あー、、って思った。